ヤオコーの店内でスマートフォンの買い物チェックリストを確認する様子

スーパーで迷わなくなった。AIで「買い物リスト」を自動化したわが家の話

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営業・デザイン・AI活用を掛け合わせ、家族との暮らしで実践したことを発信しています。

スーパーで買い物をしていると、「もっと早く終わればいいのに」と思うことはありませんか。

わが家では、妻が献立を決め、仕事帰りの私がスーパーへ寄って買い物をすることがよくあります。

いつも妻からLINEで買い物リストが送られてくるのですが、一つだけ困っていたことがありました。

それは、リストがスーパーの陳列順になっていないことです。

野菜を取って、調味料売り場へ行き、また肉売り場へ戻る。買い忘れがあるともう一度引き返す。

「早く家に帰って子どもたちと過ごしたい」と思いながらも、スーパーの中で無駄に歩き回っている時間が意外とありました。

レシピ本をAIに覚えてもらうことにした

そこで思いついたのが、「この作業をAIに任せられないだろうか」ということでした。

妻が普段使っているレシピ本を撮影し、OCRで文字を読み取れる状態にして、ChatGPTのプロジェクトへ登録しました。

実は、この準備が一番大変でした。

レシピ本を撮影するだけではなく、OCR化が必要なことを途中で思い出し、やり直す場面もありました。

最終的にOCR化まで含めると30分ほどかかりましたが、「一度作れば何度でも使える」と考えると、その手間はあまり苦になりませんでした。

そして、このレシピ本を使った専用プロジェクトが完成しました。

プロジェクトでは、「メニュー名を入力したら、必要な材料をレシピ本から抽出し、ヤオコーの陳列順に並べたHTMLのチェックリストとして出力する」というルールを設定しています。

ChatGPTのプロジェクト機能は、専用の資料や指示をまとめて管理できる機能です。そのため、一度環境を作ってしまえば、毎回同じルールで買い物リストを作れるようになりました。

「今日はガパオライス」で買い物リストが完成

以前の妻は、

という作業を毎回行っていました。

しかし今では、

「今日はガパオライス」

と伝えてくれるだけです。

するとChatGPTがレシピ本の内容から必要な材料を抜き出し、私が普段利用するヤオコーの陳列順に並べ替えたチェックリストをHTMLで生成してくれます。

実は最初は普通のチェックリストとして出力していました。しかし、そのままではチェックを付けられず、メモアプリへコピーして使う必要がありました。

そこで「最初からHTMLで出力すれば、そのままチェックリストとして使えるのでは」と考えて修正したところ、スマートフォン全体がチェックリストになり、そのままチェックしながら買い物できるようになりました。

実際に「ガパオライス」と入力し、そのリストが完成した瞬間は思わず「これは便利だ」と声が出るほど感動しました。

ただし、AIが作ったリストをそのまま使うのではなく、最終的には私自身でも内容を確認しています。レシピ本の版によって材料が異なる可能性もあるため、人が最後にチェックすることは大切だと考えています。

ChatGPTに「今日はガパオライス」と入力し、買い物チェックリストが生成された画面

HTMLで表示し、購入済みの食材にチェックを付けた買い物リスト

わが家専用の「ヤオコー仕様」に調整した

このプロジェクトには、もう一つ工夫があります。

普段利用しているヤオコーに合わせて、野菜・肉・冷蔵品・調味料など、実際の陳列順に近い形でリストが並ぶよう調整しました。

AIには「ヤオコーで買い物をする」という前提だけを伝えています。

細かな陳列順を一つひとつ設定したわけではありませんが、普段利用している店舗に近い順番で整理されるため、実際の買い物では十分使いやすいリストになっています。

スーパーによって売り場の配置は異なるため、この仕組みは全国共通ではありません。

だからこそ、わが家が利用するヤオコーに合わせた「わが家専用」の買い物リストになっています。

スーパーを一周するだけで買い物が終わるようになった

完成したリストを使うようになってから、スーパーで行ったり来たりすることがほとんどなくなりました。

チェックを付けながら進めるだけなので、ヤオコーを一周する頃には買い物が終わっています。

特に便利だと感じたのは、買った食材をその場でチェックしながら進められることです。

「これは買ったかな?」と立ち止まって考えることがほとんどなくなり、買い忘れを防ぎながらスムーズに買い物できるようになりました。

以前は、レシピ本の中にあるアクセント食材を見落としたり、買い忘れたりすることもありました。

ガパオライスなら、バジルやアボカドなど、「あると料理がぐっと良くなる食材」を後から思い出すこともありましたが、今はそうした心配もほとんどありません。

ヤオコーの店内でHTMLチェックリストを見ながら買い物をする様子

妻の家事も、私の育児時間も少し増えた

この仕組みで一番変わったのは、買い物だけではありません。

妻は材料を書き出す必要がなくなり、その時間を料理の下準備や掃除、娘たちの相手に使えるようになりました。

私はスーパーで迷う時間が減ったことで、その分だけ早く帰宅でき、子どもたちと過ごす時間を少し増やせています。

買い忘れや確認不足といった、ほんの小さなストレスが原因で、お互いに少しイライラしてしまうことも以前はありました。

本当に些細なことですが、そうした「プチストレス」が減るだけでも、家庭の空気はずいぶん変わるものだと感じています。

完成した画面を妻に見せたとき、

「すごいね、これなら本当に楽だね」

と言ってくれました。

その言葉を聞いたとき、自分のAI活用が家族の役に立ったと実感できて、とても嬉しかったのを覚えています。

AIは仕事だけではなく、家庭も少し心地よくしてくれる

最近はAIというと、仕事の効率化ばかり注目されがちです。

もちろん仕事でも便利ですが、私が一番価値を感じたのは、家族の暮らしを少しだけ心地よくしてくれたことでした。

レシピ本を読み込ませる準備には少し時間がかかります。ChatGPTのプロジェクト機能自体は無料・有料の各プランで利用できますが、アップロードできるファイル数などの上限はプランによって異なります。

それでも、一度作ってしまえば毎日の家事が少しずつ楽になります。

AIは何でも自動化するための道具ではありません。

でも、毎日の暮らしの中にある小さな面倒を減らしてくれる存在にはなれると、私は今回の体験で実感しました。

家族みんなの時間や気持ちに少し余裕が生まれる。

そんなAIの使い方が、これからもっと増えていくと面白いなと思っています。

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