新NISAと無理なく付き合うために|我が家の「2:6:2」という家計配分

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こんにちは。高崎市でデザイン・Web制作事業「SUNNY SIDE DESIGN」を運営しているkatokenです。

妻と2人の娘との4人暮らし。仕事、事業、育児、そして毎日の自炊に追われながらも、家族との時間を大切にしながら暮らしています。

今回のテーマは、最近よく話題に上がる 「新NISA」 についてです。

2024年からNISA制度が新しくなり、年間投資枠は最大360万円、非課税保有限度額は最大1,800万円まで拡大されました。制度としてはとても魅力的ですが、私は「枠があるから全部使わなければいけない」とは考えていません。

むしろ大切なのは、今の生活を苦しくしない範囲で、長く続けられる投資額を決めること だと思っています。

この記事では、我が家で実践している 「2:6:2の法則」 をもとに、NISAと無理なく付き合うための考え方を紹介します。

この記事でわかること

この記事を読むことで、次のような悩みを整理できます。

NISAは、未来の安心をつくるための強力な制度です。

ただし、投資はあくまで生活を豊かにするための手段であり、目的ではありません。

NISAスタートのきっかけ

私がNISAを始めたのは、およそ5年前のコロナ禍がきっかけでした。

家で過ごす時間が増えたことで、自然とお金について考える時間も増えました。

当時は、投資に対してどこか難しそうなイメージがありましたが、少しずつ勉強していく中で、長期・積立・分散を意識したインデックス投資に興味を持つようになりました。

そこから、eMAXIS Slimシリーズなどのインデックスファンドを使いながら、少額からコツコツと積立をスタートしました。

もちろん、これはあくまで私自身の体験談です。特定の商品をすすめたいわけではありません。

大切なのは、商品名よりも 「なぜ投資するのか」「どれくらいなら無理なく続けられるのか」 を自分の家計に合わせて考えることだと思っています。

金融庁も大切にしている「家計管理」と「長期・積立・分散」

金融庁のNISA特設ウェブサイトでは、資産形成を行ううえで知っておきたい考え方として、次の3つが紹介されています。

特に、家計管理については、収入と支出を把握し、収支を黒字にし、その黒字分を貯蓄することが基本とされています。

つまり、NISAを始める前に大切なのは、いきなり投資商品を選ぶことではありません。

まずは、家計全体を見える化することです。

ここを整理せずに投資額だけを増やしてしまうと、あとから生活が苦しくなってしまいます。

私がこの記事で伝えたいのは、まさにこの部分です。

NISAの枠を埋める前に、まず家計の土台を整える。

この順番がとても大切だと感じています。

我が家の家計配分「2:6:2」

我が家では、結婚当初から夫婦の給料を合算し、世帯全体の家計としてお金を管理しています。

その中で取り入れていたのが、シンプルな 「2:6:2の法則」 です。

2割:貯金・投資

未来の安心をつくるためのお金です。

生活防衛資金、教育費、老後資金、NISAなどの長期投資に回すお金を、この枠の中で考えています。

6割:生活費

家族の暮らしを支えるためのお金です。

食費、日用品、住居費、光熱費、通信費、子ども関連の支出など、毎日の生活に必要なお金がここに入ります。

2割:夫婦のお小遣い

個人の自由と楽しみを守るためのお金です。

趣味、服、友人との食事、ちょっとした買い物など、家計に影響しない範囲で自由に使えるお金として考えています。

このルールの良いところは、家計の全体像がシンプルに見えることです。

たとえば、収入が増えたときも、すべてを生活費に回すのではなく、貯金・投資・生活費・お小遣いのバランスを保ちながら調整できます。

反対に、子どもの成長や物価上昇で生活費が増えたときは、無理に投資額だけを守ろうとするのではなく、家計全体のバランスを見直すことができます。

投資額は「2割の中」から決める

我が家では、収入の2割をそのまま全額投資に回しているわけではありません。

まずは、2割の中をさらに分けます。

このように、同じ「貯金・投資枠」の中でも、目的ごとにお金を分けるようにしています。

投資は、長期で見ると資産形成に役立つ可能性があります。一方で、必要なタイミングで必ず増えているとは限りません。株式や投資信託は値動きがあり、元本割れの可能性もあります。

だからこそ、教育費、車の買い替え、家電の購入、急な出費など、近いうちに使う可能性があるお金まで投資に回しすぎないようにしています。

私にとってNISAは、短期的に増やすためのものではなく、長期でじっくり育てていくための器です。

旧NISAから新NISAへ。大きく変わったからこそ、焦らない

旧つみたてNISAの頃は、年間投資枠が限られていたため、毎月3.3万円程度を積み立てるイメージが一般的でした。

一方で、2024年からの新NISAでは、つみたて投資枠が年間120万円、成長投資枠が年間240万円となり、合計で年間360万円まで投資できるようになりました。さらに、非課税保有限度額は最大1,800万円です。

この数字だけを見ると、

「早く枠を埋めた方がいいのでは?」
「毎月もっと投資しないと損なのでは?」

と感じる方もいるかもしれません。

でも、私は焦る必要はないと思っています。

NISAの枠は、家計を苦しくしてまで埋めるものではありません。

大切なのは、制度の大きさに自分の生活を合わせることではなく、自分の生活に合う範囲で制度を活用すること です。

「NISA貧乏」とは何か

私が考える「NISA貧乏」とは、NISAにお金を回しすぎた結果、今の生活が苦しくなってしまう状態です。

たとえば、こんなケースです。

これでは、せっかく未来の安心をつくるために始めた投資が、今の不安やストレスの原因になってしまいます。

もちろん、節約や固定費の見直しは大切です。

ただ、家族との時間や健康的な食事、日々の小さな楽しみまで削りすぎてしまうと、何のためにお金を増やしているのか分からなくなってしまいます。

我が家が大切にしている投資の大原則

我が家では、投資について次のように考えています。

ある程度幸せな暮らしを維持した状態で、許容範囲内でコツコツ続ける。

この考え方をかなり大切にしています。

投資を始めたからといって、急に生活水準を落とす必要はありません。

毎日の自炊を楽しむ。
家族で出かける。
子どもの成長に必要なものを買う。
たまにはおいしいものを食べる。
旅行や思い出づくりにもお金を使う。

こうした「今の幸せ」を守ったうえで、余剰資金を未来に回していく。

それが、我が家にとって心地よい投資との距離感です。

老後資金を「過大評価」しすぎない

投資をしていると、どうしても老後資金が気になります。

「この投資額で本当に足りるのか」
「もっと増やさないと将来困るのではないか」
「今のうちにできるだけ多く積み立てるべきではないか」

この不安は、私もよく分かります。

ただ、私はこう考えるようにしています。

今の家計から無理なく出せる最大の投資額が、自分たちにとっての現実的な老後準備額である。

もちろん、将来に備えることは大切です。

でも、老後への不安を大きく見積もりすぎると、今の暮らしを必要以上に犠牲にしてしまうことがあります。

20代、30代、40代は、家族との思い出をつくったり、子どもと過ごしたり、経験にお金を使ったりできる貴重な時期です。

この時期にしかできないお金の使い方もあります。

だからこそ、老後資金だけを最優先にするのではなく、今と未来のバランスを取りたいと考えています。

「2:6:2の法則」はライフステージに合わせて変えていい

我が家の「2:6:2」は、あくまで基本形です。

ライフステージによって、最適な比率は変わります。

子どもがいない時期

貯金・投資の比率を高めやすい時期です。

生活費が比較的コンパクトに収まりやすいため、将来に向けた資産形成を進めやすいタイミングだと感じます。

子育て初期

生活費や育児用品への支出が増えやすい時期です。

おむつ、ミルク、服、保育園関連の費用など、細かい出費が積み重なります。投資額を無理に守るよりも、家族の暮らしを優先することが大切です。

住宅購入前後

現金確保と固定費管理が重要になる時期です。

頭金、引っ越し費用、家具・家電、住宅ローンなど、大きなお金が動きやすくなります。投資に回すお金と、手元に残す現金のバランスを慎重に見たいところです。

教育費が増える時期

投資額よりも、支出計画の見直しが大切になる時期です。

習い事、学用品、進学費用など、子どもの成長に合わせて必要なお金が変わっていきます。将来の教育費を見据えて、家計全体を調整することが必要です。

収入が増えた時期

生活水準を上げすぎず、投資額も調整したい時期です。

収入が増えると、つい支出も増えがちです。すべてを生活費に回すのではなく、貯金・投資・自由なお金のバランスを見直すタイミングにしたいと考えています。

重要なのは、2:6:2という数字を絶対視することではありません。

自分たちの家計に合う「基準」を持つことです。

基準があれば、収入が増えたときも、支出が増えたときも、感情ではなく数字で見直せます。

我が家のNISAチェックリスト

NISAの積立額を決めるとき、我が家では次のような視点を大切にしています。

生活防衛資金はあるか

急な出費に対応できる現金を残しているかを確認します。

投資額を増やす前に、まずは家計を守る現金があるかどうかを見ています。

毎月の生活費は苦しくないか

食費、日用品、子ども関連費を無理に削っていないかを確認します。

投資のために日々の生活が苦しくなってしまうなら、積立額を見直すサインです。

近い将来に使うお金は別で確保しているか

車、旅行、家電、教育費など、近いうちに使う可能性があるお金まで投資に回しすぎていないかを確認します。

投資は長期で考えるものなので、短期で必要なお金とは分けて考えています。

積立額は自動化できるか

気合いではなく、仕組みで続けられるかを確認します。

毎月悩んで投資するよりも、無理のない金額を自動で積み立てる方が、我が家には合っています。

夫婦で納得しているか

片方だけが無理をしていないかを確認します。

家計は家族のチーム戦です。投資額も、夫婦で納得できる金額にすることが大切だと感じています。

このチェックを通して、「投資できる金額」ではなく、続けられる金額 を考えるようにしています。

NISAは「全力で埋める制度」ではなく「長く使う制度」

新NISAは、非課税保有期間が無期限化され、長期的な資産形成に使いやすい制度になりました。

だからこそ、短期間で一気に枠を埋めようとするよりも、長く付き合っていく視点が大切だと思います。

毎月1万円でも、3万円でも、5万円でも、家庭にとって無理のない金額で続けることには意味があります。

逆に、無理をして毎月の積立額を増やし、途中で苦しくなってやめてしまう方がもったいないと感じます。

投資は、金額の大きさだけでなく、時間を味方につけることも重要です。

金融庁も、資産形成の基本として、長期・積立・分散投資の考え方を紹介しています。

一括で大きく投資するのではなく、決まった金額をコツコツ積み立て、複数の資産に分散し、長い時間をかけて育てていく。

この考え方は、忙しい子育て世帯にとっても取り入れやすい方法だと感じています。

まとめ:NISAより先に、家計に合う配分を決めよう

新NISAは、とても魅力的な制度です。

ただし、NISAをうまく使うために最初にやるべきことは、投資商品を選ぶことでも、非課税枠を急いで埋めることでもありません。

まずは、自分たちの家計に合った配分の目安を決めることです。

我が家の場合は、それが 「2:6:2の法則」 でした。

このバランスを持っておくことで、NISAに振り回されず、自分たちらしいペースで資産形成を続けやすくなります。

お金は、未来の安心をつくるための道具です。

同時に、今の幸せを支えるための道具でもあります。

老後のために今を我慢しすぎるのではなく、今の暮らしを大切にしながら、未来にも少しずつ備えていく。

我が家は、そんな距離感でNISAと付き合っていきたいと思っています。

今日からできる小さな一歩

最後に、これからNISAを始めたい方や、積立額を見直したい方に向けて、今日からできることをまとめます。

  1. 毎月の手取り収入を確認する
  2. 固定費と生活費をざっくり書き出す
  3. 生活防衛資金をどれくらい残すか決める
  4. 近い将来に使うお金を別で確保する
  5. 残った余剰資金の中から、無理のないNISA積立額を決める

NISAは、家計を苦しくするための制度ではありません。

家族の未来を少し明るくするための制度です。

無理なく、焦らず、自分たちのペースで。

これからも、等身大の家計管理や、人生を豊かにするライフシミュレーションについて発信していきます。

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参考資料

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