「貯金」より「納得のいく散財」を選ぶ理由。30代の今しかできない体験投資

katoken

katoken | SunnySideDesign

お金のシミュレーターを実装するデザイナー・Web制作者。
家族との時間を大切にする暮らしと、
お金の仕組みづくりを発信しています。

こんにちは。 katoken です。

世の中にはたくさんの節約術や資産の増やし方、効率的なお金の貯め方に関する情報があふれていますよね。もちろん、将来に備えてコツコツと貯蓄を増やすのは素晴らしいことです。

しかし、実は僕は周囲から 「結構お金を使う方だ」 と見られています。家に物が多かったり、欲しいものにパッと大きなお金を使ったりするので、「katokenはすぐに散財する」なんて思われているかもしれません。

でも、これは決して無根拠に莫大なお金をばらまいているわけではないのです。僕には、 「30代の今、そして子どもたちと一緒に暮らせる限られた時間には、しっかりとお金を使っていきたい」 という明確な意志があります。

今回は、僕が考える「価値あるお金の使い方」と、それを支えるライフプランの考え方についてお話しします。


40代では遅い?「今しかできない体験」に投資する意味

僕たちが一生懸命に働いているのは、何のためでしょうか。究極を言えば、 「人生を豊かにするためにお金を稼ぎ、使うため」 だと僕は考えています。そしてそのお金は、40代や50代になってからたくさん使うよりも、20代、30代の若さと気力があるうちに使う方が、得られる経験価値が圧倒的に高いと思うのです。

たとえば、 「家族で沖縄旅行に行きたいね」 という話が出たとします。

「今はお金がないから、あと数年我慢して、お金が貯まってからにしよう」

そうやって先延ばしにするケースは少なくありません。しかし、40代、50代を超えてくると状況は一変します。子どもは大きくなって部活や友達を優先し、親と一緒に旅行へ行ってくれなくなるかもしれません。自分たち自身も、アクティブに動く体力が落ちていて「家でゆっくり過ごしたい」とニーズが変わっている可能性もあります。

「行きたい」「やりたい」と思ったその瞬間、その年齢だからこそ味わえる感動がある。そこにしっかりとお金をかけていくことこそが、 「生きている実感を味わう」 ということではないでしょうか。

これは僕がたくさん稼いでいるから言える話ではありません。それぞれの経済規模(ボリューム)に合わせた、それぞれの最適な使い道が必ずあるはずです。


「ただの散財」と「幸せな支出」を分ける境界線

とはいえ、計算なしにただ漠然と散財していては、あっという間に生活が破綻してしまいます。沖縄旅行に行った次の日からご飯が食べられなくなるようなお金の使い方は、到底幸せとは言えません。

ここで重要になるのが、 「しっかりとしたシミュレーションの上で使っているか」 という点です。

僕はいつもライフプランのシミュレーターを使い、将来の収支を計算しています。その結果、 「これくらいなら今使っても将来に影響がない」 という見込み(予算枠)を立てた上で、思いきりお金を使っています。

自分の稼ぎや将来のライフプランに見合った遊びであれば、変に我慢する必要はまったくありません。むしろ、罪悪感なく堂々と使うべきです。


ライフイベントから逆算し、将来の「我慢」をデザインする

直近で予想される大きな支出——たとえば 「住宅の購入」「車の買い替え」「結婚式」 など、人生の大きな散財ポイントから逆算すると、今いくら使えるのかがおおむね計算できます。

そこで導き出された「余裕資金」の範囲内であれば、全力で使っていいのです。

大切なのは、 「お金の重きをどちらに置くか」 という自分なりの価値観です。

  • 「車を我慢してでも、今しか行けない家族旅行に予算を回したい」
  • 「海外旅行に何度も行きたいから、住宅は予算を1,000万円下げて身の丈に合う物件にしよう」

このように計算しておくことで、 「今お金を使った結果、将来どんな我慢(選択)が必要になるか」 をあらかじめ想定しておくことができます。

これが想定できていれば、いざ住宅を買うタイミングになって高級住宅に手が届かなくても、「あの時、旅行や子育ての体験に投資したからだ」と自分が一番よく理解できています。不満を抱くこともなく、むしろ 「納得のいく当たり前の選択」 として前向きに受け入れられるはずです。


結論:シミュレーションが「我慢のない自由な人生」をくれる

お金を貯め込むことだけが人生の正解ではありません。今しかできない体験に投資することは、将来への立派な資産形成です。

まずは一度、ご自身のライフプランをシミュレーションしてみてください。未来の大きな支出を把握し、今使えるお金の境界線を引くこと。それさえできれば、日々の細かな節約にピリピリすることなく、 「今この瞬間」 を家族と最高の笑顔で楽しむことができるようになりますよ。